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2017年12月戦争中の三次抑留所スケッチを公開
2016年6月POW研究会の笹本妙子をはじめ4名がオランダを訪問し、アムステルダムの博物館「NIOD」でのシンポジウムに参加しました。(オランダ訪問の詳細については2016年にHP上に報告を掲載してあります)
そのシンポジウムに、聴衆の一人としてヤン・ファン・クーフェルデン(Jan van Koeverden)さんが来場しました。ヤンさんは、第2次世界大戦中に病院船「オプテンノール号」に軍医として乗り組み、日本軍に捕らえられて抑留された、ヘリット・ファン・クーフェルデン(Gerrit van Koeverden)さんの息子さんです。戦争中お父様が描いた抑留所のスケッチを大切に保管していました。
抑留所は広島県三次市に設置されていましたが、オランダ人の抑留者については厳重な秘密とされており、抑留所内部や抑留者の姿が描かれたスケッチは大変貴重なものです。POW研会員会員としてシンポジウムに参加した小宮まゆみは、その後ヤンさんとメールによる交流を続け、ヤンさんの依頼で2017年6月スケッチのコピーとその「公開許可書」を三次市立図書館に寄贈しました。現在スケッチは三次市立図書館に郷土資料として所蔵され、閲覧することができます。
またヤンさんはPOW研究会に対しても、スケッチの「公開許可書」を発行されました。そこで、このHP上にヘリットさんの描いた三次抑留所のスケッチを掲載します。(画像をクリックすると拡大します)
なお、ヤン・クーフェルデンさんとの交流の詳しい経過は、次のPDFからご覧ください。
ヤン・クーフェルデンさんとの交流(日本語)friendshipwithKoeverdeninJapanese
ヤン・クーフェルデンさんとの交流(英語)friendshipwithKoeverdeninEnglish